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プロバイダー比較 得するADSL・光ファイバーの選び方 > ADSLとは? > NTT局舎(回線収容局)の距離が近いならADSL
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ADSLのメリット&デメリットでも書きましたが、ADSLを利用する場所(条件)によっては、信じられないかもしれませんが、光ファイバーよりもADSLの方が通信速度が速くなる場合があります。
ADSLでは、NTT収容局から各家庭・ビルに繋がっている1本の電話回線を利用するため、光ファイバーのように「1本の回線を複数人(世帯)で共有して使う形」になっていません。
つまり、ADSLのイメージ的には、NTT収容局⇔各家庭・ビルまでの「専用線」を使用している感じです。ですから、状況によっては、ADSLの通信速度の方が光ファイバーよりも速くなる場合があるのです。
こうなる理由を詳しく説明すると、たいていの光ファイバーのプロバイダーでは、「100Mbps〜1Gbps(1000Mbps)の光ファイバー回線を、最大32人で共有して使う」という方法をとっています。
つまり…
・ 光ファイバー:最大1Gpbs÷32人=31.25Mpbs
・ 光ファイバー:最大100Mpbs÷32人=3.125Mpbs
・ ADSL :最大:50.5Mpbs÷1人=50.5Mpbs
という状態になり、逆にADSLよりも通信速度が遅くなってしまう場合があるのです。
では、どのような状況でこんな逆転現象が起こるのかというと、まず、「自分がADSLを利用する場所と、NTT局舎(回線収容局)との距離がかなり近い場合(1.5Km以内)」です。
実際、私が利用するプロバイダーを選択する時には、あえて、光ファイバーではなくADSLを選びました。
これはなぜかと言うと、NTT 線路開示情報システム(東日本)/(西日本)やBBスピードチェッカーで調べた結果、NTT回線収容局⇔自宅までの距離が、非常に近いことが分かったからです。
これだけNTT回線収容局から近い距離であれば、わざわざ「最大32人で共有して利用する光ファイバー」を利用するリスクを負う必要はないと判断しました。
例えば、私と同じビル内で光ファイバーを利用している人の中に、ファイル共有ソフトでバンバン動画や画像を落とす人が混じっていた場合、その影響を受けて、私を含めた他の光ファイバー利用者の通信速度が極端に遅くなってしまう可能性もあります。
こんなことを考えると、1本の電話回線を「専用線状態」で使えるADSLの方が、他の人の影響を受けない分、速い通信速度が安定して出る可能性が高く、メリットが大きいですからね。
ちなみに、光ファイバーを選ばず、ADSLを利用した結果、どうなったと言うと、下記の通りです。もちろん、日によっては、これ以上の通信速度が出ることもあります。

私が当時契約していたびは「 Yahoo!BB 50M Revo」で、これを複数人のパソコンで同時に使っていますが、ハッキリ言って、これだけ通信速度が出ていれば何も困りません。不満は全くないです。
正直、「他の利用者に通信速度が影響される光ファイバー」を選ばず、ADSLを選択して正解だったと思いました。
このように、「必ずしも、ADSLよりも光ファイバーの方が良い、という訳ではない」ことも覚えておくと良いでしょう。
私がそうであったように、NTT回線収容局⇔自宅までの距離が近いなら、最大32人と共有して利用する光ファイバーよりも、ADSLの方を選択するという方法もアリです。
参考 : NTT収容局 ⇔ 自宅までの距離の調べ方 : ADSLと光ファイバーの比較(違い)
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